朝日新聞夕刊で「地球防衛家のヒトビト」を連載しているしりあがり寿さんに、未来空想新聞の定番コンテンツとなった４コマ漫画「未来空想家のヒトビト」を描いていただきました。

明るい未来をテーマに、いま社会が抱える様々な課題が2041年に解決されていることを空想し、解決するまでの苦労や達成してから生まれる新たな悩みなどを作品するこの企画。今回は紙面でARを連動させて(※)、よりお楽しみいただける４コマ漫画になるようなアイデアをお願いしました。

※AR連動は、紙面のみの体験です。

少子化対策にリアルアバター！

　本作品は、未来空想新聞でも取り上げた「拡張家族」が題材。少子化対策に、リアルアバターが有効？

　しりあがりさんから作品にコメントも寄せていただいています。

　「自分にとって未来の一大事は人口減。でも解決は大変そう。自分の人生は自分のものという気持ちはなかなか変えられないものね。制度やお金で子供が増えないなら技術で無理やり人を増やすか⁉︎なんて考えも出てきそうだけど、それもなかなか難しそう。さーて未来はどうなりますか？」

貴重な構成ラフ案も公開

　こちらの作品に決まるまでには、多数の候補案も考えていただきました。どの作品も未来への示唆に富み、ユーモアあふれるものばかり。紙面に掲載したいものばかりだったので、今回、WEB版で特別に構想段階のラフ案の一部をご紹介します。ARでの表現アイデアもあわせてお楽しみいただき、空想を広げてみてください。

「なおして使う」
未来の炊飯器はロボットに！？ARで変形の様子を表現する作品。

「AI」
AIに笑いを求める未来を予見したこの作品。

「拡張家族」
拡張家族の独自のとらえ方を提示しつつ、助けてくれるのはペットの犬だけという共感を呼びそうな作品も。

　しりあがり寿さんならではの多様な空想が詰まったすばらしい作品をありがとうございました。