未来空想新聞

2040年(令和22年)5月5日(土)

未来空想新聞

2040年(令和22年)5月5日(土)

2040年の“しりあがりな未来”

しりあがり寿さんが考える多様性が実現した未来

 昨年の「未来空想新聞」に引き続き、朝日新聞夕刊で「地球防衛家のヒトビト」を連載しているしりあがり寿さんに、今年も4コマ漫画「未来空想家のヒトビト」を描いていただきました。

明るい未来をテーマに、いま社会が抱える様々な課題が2040年に解決されていることを空想し、解決するまでの苦労や達成してから生まれる新たな悩みなどを作品にしてほしいとお願いしました。

多様性を受け入れられた先に…

題材は、「未来空想家のヒトビト」が掲載されるテーマ「もっと多様な個性へ」。最終的に掲載するのはこの作品。

しりあがり寿

貴重な構成ラフ案も公開

こちらの作品に決まるまでには、多数の候補案も考えていただきました。どの作品も多様性が実現された未来への示唆に富み、ユーモアあふれるものばかり。紙面に掲載したいものばかりだったので、今回、WEB版で特別に構想段階のラフ案の一部をご紹介します。

「人間以外」
人間以外の多様性も、という視点で描いていただいたこの作品。

「LGBTQ」
人間以外の多様性からさらに発想を広げると、こんなアイデアの作品も。

「あいさつ」
あいさつで多様性を表現した、とてもユニークな作品も。

しりあがり寿

しりあがり寿さんならではの多様な空想が詰まったすばらしい作品をありがとうございました。

しりあがり寿
SHIRIAGARI Kotobuki

1958年生まれ。多摩美術大学をへて、ビール会社勤務の傍ら作品を発表。94年退社。2000年「時事おやじ2000」(アスペクト)と「ゆるゆるオヤジ」(文芸春秋)で文芸春秋漫画賞、01年「弥次喜多in DEEP」(エンターブレイン)で手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞。11年、東日本大震災をテーマとした「あの日からのマンガ」(エンターブレイン)など。02年から朝日新聞で「地球防衛家のヒトビト」を連載。